※こちらの価格には消費税が含まれています。

ヴィンテージの名機「Mutron-III」を基に各コントロール類をリファイン、エレキベースに特化した機能に絞り込み更にサウンドチューニングを施し大幅にコンパクトに仕上げました。

　ファンクミュージックシーンで存在を放っていたブゥーツィコリンズのようなミュートロンサウンドは勿論の事、押し出しの強いうねるようなサウンドや、エッジの効いた更にファンキーなサウンド等、かなりの幅のあるサウンドメイクが可能となっております。

コントロール類についてご説明致します。

・表面上段
G : Gain 入力レベルを調整しフィルターのかかり具合を設定します
P : Peak フィルターのピーク周波数を設定します
L : Level　出力レベルを調整します。
・表面下段
D/U : Down/Up 「ウ→ワ」「ワ→ウ」とエンベローブの方向を切り替えます
B : Balance ドライ音の低域と高域のバランスを設定します
L/H : Low/Hi フィルターのレンジを設定します。

・内部
内部トリマによりドライ音をミックスする量を調整する事が出来ます。右に回す程ドライ音が増えます。

〇SUMO TRONのみが持つ類を見ないサウンドコントロール

・L/Hレンジ設定
SUMO TRONのレンジはベースに最適な帯域にチューニングし、HiレンジはMU-TRON IIIのLowレンジより若干高い位置に、LowレンジはMU-TRONには無いベースがうねるような低い位置に設定しております。Hiレンジでは往年のMU-TRONサウンドを継承したファンキーなフィルターサウンド、Lowレンジでは他のエンベローブフィルタでは再現できない大型スピーカーを強力に揺らすようなパンチ力のあるフィルターサウンドが特徴です。
　HiレンジとLowレンジはわずかに帯域をクロスオーバーさせており、Gainの設定と合わせることでLowからHiまでシームレスにレンジが繋がります。

・Balanceツマミ
　原音をMIXすることができるエンベローブフィルタは沢山ありますが、SUMO TRONはそのまま原音をMIXするのではなく、原音から低音と高音を抽出しBalanceツマミによりMIXされる割合をバリアブルに調整できるようにしました。「Lowレンジで空間を揺らす低音に原音の高音をMIXし更にエッジを付けサウンドに鋭さを」、「Hiレンジで原音の低音をMIXしてコシのあるファンクサウンド、高音をMIXしてよりファンキーに」等、補佐的な役割ではなく積極的に作用させながらも原音とエフェクト音が分離したり片側の音が上滑りするようなことはなく「一体化したエフェクト音」として再生されます。

これらの「Gain」・「L/H」・「Balance」が組み合わさることでベース用エンベローブフィルターとしてすべての帯域をシームレスにカバーし、フィルターのピークをどの位置に設定しても一体感のあるその場の空気を揺らすフィルターサウンドを作ることが可能です。

エレキベースに特化したコントロール類に絞り込みこのようにサウンドチューニングしたことによりどの位置でもベースに最適なフィルターサウンドをイージーオペレーションで操作できるのが「SUMO TRON」です。